公益財団法人合気会 ホーム > 合気道とは > 道主挨拶
合気道は開祖植芝盛平翁が厳しい武術の修業と精神修養の中から創始し、吉祥丸二代道主がその素晴らしさの普及振興に心血を注がれ、世界へと門戸が開かれました。
昭和6年に現在の本部道場が創設されてから90余年が経ち、現在、合気道は欧米は勿論のこと、東欧、南米、中南米、東南アジアなどまで約140の国と地域まで広く普及してまいりました。平成24年度より公益財団法人として新たな船出もいたしました。
開祖植芝盛平翁は勝つことを至上目的とする闘争技術としての武術に対し疑問を抱くようになり、「万有愛護」の道として合気道を開きました。
「『闘争のための技術』から『和合のための武道』として、いたずらに力に頼り他人と強弱勝敗を相争うこと以上に人と和する事が大切である。愛は全て気によるもので『円の動き』『入り身』『動中静』『中心』が基になり、相互に技を錬磨するものであり、そこに対立は存在しない。合気道とは『絶対的な自己完成への道』なのです」と説かれています。
開祖の創始された合気道の技法と哲理の素晴らしさは勿論ですが、その合気道を創始するにあたり援助を惜しまなかった父・与六、合気道を正しく後世に伝える為の先達の先見の明、吉祥丸二代道主が開祖の意を汲み合気道の普及振興に心血を注ぎ、その流れを三代目である私が大切に繋いでいる事、これまで多くの方々のお力添えをいただけた事が今日の大きな輪を作りあげている要因だと思います。
今後も開祖の精神である「和合の精神」を大切に、国・人種・宗教の壁をなくし、このすばらしい合気道を一人でも多くの方々にご理解いただけるよう努力してまいる所存です。そして、合気道を通じ、少しでも社会に貢献できる事を願っております。
合気道道主 植芝 守央
2021年3月8日
2020年9月11日
2020年5月28日
2020年4月1日
合気道は競技を行いません。習熟度にあわせて技を繰り返し稽古し、心身の練成を図ることを目的としていますので、子どもや女性をはじめ老若男女いつでも始められます。
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